糖尿病になるかは炭水化物の摂取量で決まる
日本で糖尿病が増え続けているの原因は何だと思いますか?
それは炭水化物の取り過ぎなんですね。
それというのも、日本人は1日3食で米やパン、うどんなどの麺類の炭水化物の多い主食をしっかり食べている食生活を続けているのです。
昔ならば、炭水化物の摂取量が多くても、食べた分だけ体を動かして糖をエネルギーとして消費していました。
ですが、現在はどうでしょうか?
ご飯やパン、麺類などはいつでも我慢することなく好きなだけ食べられますし、ケーキやお菓子、ジュースも昔に比べたら格段に摂取量が増えてきています。
更に、日常生活も便利になりIT化や、家事も電化されたり、外出では車を使うなど歩くことが減り、エネルギーを消費することが少なくなってきています。
その為、日本人の多くが食事などから摂取した糖をエネルギーとして消費しきれずにブドウ糖が余った状態になっているのです。
そんな状態になっていれば、インスリン抵抗性の状態になって、大量のインスリンが使われるようになり、膵臓が疲労して糖尿病になってしまうのは無理もないことでしょう。
また、昔の人は今よりも炭水化物を多く摂っていたにも関わらず、糖尿病が少なかったのですが、これは現在よりも寿命が短かったからです。
つまり、膵臓が疲労してしまう前に寿命を終えてしまっていたから、糖尿病が表沙汰しなかっただけです。
ですが、現代では男女共に人生80年時代になり、糖尿病になる人が増えてきており、寿命が短かった時には問題にならなかった炭水化物の取り過ぎが問題になってきているとうわけです。
また、糖尿病は食べ過ぎて太った人に多いというだけではありません。
痩せた人にも糖尿病になる人が増えてきており、食生活が炭水化物の多い食生活に運動不足が重なれば、糖尿病になるのです。
つまり、少食で粗食でも、低カロリーで低脂肪の食生活をしていても糖尿病になってしまう人も珍しくなく、糖尿病になるかならないかは、これまでにどれだけ炭水化物を摂って、インスリンを消費してしまったかで決まってくるとも言えるのです。
いずれにしても、今の日本人は炭水化物を1日に平均260gとっており、これはあまりにも多すぎで、インスリンを使いすぎて糖尿病患者が増えてしまうのは当然でしょう。